どうも、エルモです。今日は、VALU主とVALUERのあるべき関係について、ある書籍からヒントを得たので紹介します。
その一冊とは、村上世彰氏の「生涯投資家」です。こちらの書籍は、『投資を通して日本社会にどのように変化をもたらしたかったのか?』が赤裸々に語られていて、投資家では話題の一冊です。Amazonのレビューも星5ばっかりです!笑
投資に対する思いに加えて、本書にはVALUを持続的に運営するために非常に参考になる部分がありました。
彼はNPO(非営利団体)活動にも力を入れています。NPO主宰者が経営者視点を持つ必要性、主宰者と寄付者の関係性について、NPOの本来あるべき姿を示しながら、村上氏の主張が書かれています。
このとき、寄付を募って活動を行うという点で、VALUもNPOも形は違えど運営方法に共通点はあるんじゃね?と思いました。
VALUはクラウドファンディング(寄付を募るサービス)に株式が実装されたシステムです。このエントリでは、『VALU主にはNPO主宰者と同じ経営感覚が必要なのでは?』という仮説のもと、VALU主とVALUERの双方向のコミュニケーションの重要性について書いていきます。
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村上世彰さんが伝える、NPOのあるべき姿とは?
寄付金が資金源でも、運営サイドに経営視点は欠かせない
寄付金が資金源である非営利団体であっても経営者視点が必要であるという点には、かなり共感しました。
私はこうしたNPOにおける資金問題を改善するために、自ら支援をしてNPO団体を立ち上げ、活動を続けてきた。その中で強く感じたのは、非営利団体でも営利団体でも、「経営」という視点が必要な点は変わらないということだ。十分な活動を行うためには、第一に資金が必要だ。経営者や主催者はまず、どうやって活動のための収入を確保するか考えなくてはいけない。
継続的に事業を行うために、お金の確保、使い方など経営者視点が欠かせないということでした。
VALUを通して、デザイナーやクリエイターの方がまとまった資金を一時的に得られたとしても、得たお金をすべて使い切って、ハイ終わりでは意味がありません。2度目、3度目の活動を見据えて、資金繰りを考えなければなりません。
VALU主にもNPO主宰者同様に経営者視点が非常に重要なのでは?、と思います。
主宰者と寄付者の関係性は、VALUに同じことが言えるのでは?
私は最も感銘を受けた部分は以下の文章です。村上氏がおっしゃる「寄付者とNPO主宰者の関係」は、あるべきVALU主とVALUERの関係そのものだと思いました。
非営利団体と上場企業は、似た立場にあると思う。投資や寄付という形で託され、使途を明確にして報告し、成果をリターンとして資金の出し手に届ける。あるべき姿の流れは同じだ。そして残念ながら日本では、両者の抱える問題も似通っている。「特定のガバナンスがきいていない」という点だ。
私は、寄付は投資と同じだと思っているから、寄付者と団体の間にも密接なコミュニケーションが必要だと考える。アメリカのように、受けた寄付や支援に対して、その成果や結果を報告し、「あなたの支援のおかげで、こんな成果が上がりました。こんなに喜んでもらえました」と伝える機会を儲けること。そうした場で、更に次の計画の紹介やそのためにひつような資金協力の依頼、その寄付によって実現できるであろうことを紹介する。こうしたコミュニケーションが、継続的な活動資金の確保に欠かせないし、自らの寄付で何かを変えることができた、誰かの役にたてたと実感出来ることが、寄付者へのかけがえのない「リターン」になる。寄付してよかったと思ってもらうことが、次の寄付につながるのだ。
ガバナンスの効いていないところでは、必ず資金循環に滞りが生まれる。資金は循環しなければ、なにも生み出さない。上場企業であれ、非営利団体であれ、その仕組みは変わらない。
この文章に、VALU主とVALUERの両者が長期的に満足できるヒントが隠されていないでしょうか?
私の個人談ですが、VALUERになったはいいものの、そのお金がどのように使われているのか? 最近なんの活動をしているのか、一切音信不通のVALU主さんがいらっしゃいます笑
VALUは一種の投げ銭だと思っているので資金の持ち逃げはかまいません。でも、せっかくの新しい繋がりを生む機会を逃されているのは非常に残念だなぁとも思います。魅力的な活動に自分のお金が使われいると分かったら、またVA買いたくなるじゃないですか。
VALUで長期的に活動を続ける上では、双方向のコミュニケーションがNPO主宰者同様に必要だと私は思います。
VALU主がどのように資金を使ったのか?VALUERにはどのようなリターンがあるのか?(金銭的ではなく、満足度の意味合いも含む)を明確にしたコミュニケーションがあれば、VALUはもっと活気の出たサービスになるはずです。
実際、私がVAを購入した田端さんは、VALUERさんとのコミュニケーションを大切にされています。田端サロンに入り、彼の思考や哲学に触れることがリターンだと明確になっているから、VALUERもみな満足感でいっぱいです。
田端さん( @tabbata )のVALU優待でスタートしたオンラインサロン内の「質問コーナー」が神過ぎる。いろいろ悩んでた不動産投資のこともバシバシ答えてくれて、3往復やりとりしただけで既に10万くらいのセミナーに相当するレベル。
— 中村ひろき@秘境をめぐる治療家 (@you_chiryoin) August 5, 2017
有名な あの方が、超どうでも良い質問をしてくれたおかげで、質問のハードルが下がって、超盛り上がってる!!!
退屈してきたタイミングでの燃料投下。
DJ田端と呼ばれる所以でもあると思いますが、常に一定の盛り上がりがある稀有なサロンだと思うので、満足度は高いですねー#VALU https://t.co/6s8dgztb1Q— k.sakaguchi valuコンサル (@koji_sakaguchi) August 5, 2017
VALUの使い方は人それぞれですが、このように双方向のコミュニケーションが取れれば、活気が出てくるのは間違いありません。
【まとめ】VALU主には、VALUERとの積極的なコミュニケーションを求めたい!
これまでのVALUの経験と村上氏の主張踏まえて、私が思ったことは以下のとおりです。
- VALU主とVALUERの双方向のコミュニケーションが必須
- VALUERのお金がどのように使われるのか使途を示す
- VALUERが得られるリターン(満足感)を明確にする
手離れの良いビットコインを使ったことにより、気軽に誰かの支援や応援ができるようになりました。投げ銭とは言えお金の出し手としては、『この人のVA買って良かったぁ!』という満足感が何らかの形でほしいわけです。
その満足感を得るポイントは、活動内容以上に、VALU主とVALUERのコミュニケーションの密度にあるのでは?考えます。
VALUを通して得た繋がりを深めたり、また新たな繋がりを生むために、VALU主とVALUERの双方向のコミュニケーションは欠かせないとお伝えしたいエントリでした。
VALUに共益権はないらしい
http://markethack.net/archives/52049897.html
こちらの記事では、VALUに共益権(VALU主に物申す権利)はないと断言されています。
自益権(じえきけん=応分の配当の分け前にあずかることができる権利)や共益権(きょうえきけん=議決権を通じて会社の経営に物申す権利)がない。だからVALUの本源的価値(intrinsic value)はゼロ。本来無価値なものに高い値段を払う人が出てきても、それは異常でも違法でもない
たしかに、VALUはクラウドファンディングに株式システムが実装されたものなので、VALU主にモノを申す権利はないのかもしれません。
VALU主の活動に物申す必要はないですが、コミュニケーションを取る場はやはり必要だと思います。新たなコミュニケーションを生むという意味で、なにかしらVALU主と繋がっておきたいVALUERも多いのでは?と思います。
ただ、VALUERがいちいち運営方法に楯突いてくるからVALU辞めたいと言う人がいるとも聞きました。共益権はかなりグレーゾーンなので、今後も議論が尽きそうにありませんね笑
本日もありがとうございました。
個人的に村上氏の発言は納得する内容ばかりだったので、一読をオススメします。
VALUを保有するには、まずビットコインが必要
VALUを取引するためには、ビットコインを持たなければなりません。
今日本には多くの取引所がありますが、安心して取引できる取引所はこちらの2つです。

今一番日本で利用者が多いのは、bitFlyerです。日本のメガバンクを筆頭に、そうそうたる企業の後ろ盾があるので、一番安心してビットコインを購入することができます。取引量世界一です。 bitFlyerに出資している取引所がこちらです。

あと、地味にオススメ出来る取引所がcoincheckです。
bitFlyerではイーサリアムとビットコインの2種類のみの取り扱いですが、coincheckでは数多くの仮想通貨が取引されています。複数の仮想通貨を持ちたい人には、こちらをオススメします。
VALUを始めるだけであればビットコインさえ買えれば大丈夫です。その場合は、bitFlyerで口座を開設するのが一番安心です。ネット上でものの10分で開設手続きが出来るので、口座を開設してVALUの取引に触れてみましょう。
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