今日のブログは、最近はやりの(私の周りだけでしょうか?w)「自分の頭で考える」から派生した内容について。
結論から言うと、「自分の頭で考える」という時代のトレンドに、+αで先人の智慧を埋め込んだら、もっと早く遠くへ行けるよ!!ってことです。
最近「自分の頭で考えよう!」や「自分の価値観を大切にしよう!」という言葉を、以前以上に見かけるようになりました。
いとも簡単にルールや土台が変わる時代なので、自分の中に核を持っていないと周りに振り回されてしまう・・という恐れが根底にはあるんじゃないかなぁと思っています。
ルールが誰にもわからないときには自分なりの原理原則を持った人間は行動指針があるので強い。ルール違反かどうかで生きてきた人間は、ルールが定まるまで呆然と立ちすくむ。
— 為末 大 (@daijapan) January 24, 2018
今の時代、世の中の常識なんて1年でひっくり返ってしまうこともあるんだから、名のあるブランドだからと安心するよりも、自分の中にある価値観を大切にしたほうがいい。
名のあるブランドだから…と安心しきって、思考したり、疑うことを辞めてしまうと、実は足元がグラグラしていても気づかないし。
— 塩谷 舞(milieu編集長) (@ciotan) January 23, 2018
(リンク失礼します)
実際に、他人の意見ばかり参考にしていると、自分の頭で考える機会を失って、バカになります。いや、バカになるくらいならいいんです。人に迷惑かけてないですし。
自分の頭で考えないと、「〇〇さんがオススメしていたから」と無思考状態で選択をしちゃうと、結果を他人のせいにする傾向にあるんですよね。投資なんかは最たる例です。
おっと話がズレてきました・・・。(笑)
最近神格化されつつある「自分の考えを大切にしよう!」、「自分の頭で考えよう」は確かに素敵。でも、それだけじゃ、人生うまくいかないんじゃない?ってことを今日はお伝えしたいんです。
「闇雲に自分の頭で考えよう!」から「先人の智慧や歴史を学んで、自分の頭で考えよう!」にアップデートしませんか?というのが、今日のお話ですね。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」は120%正しい
この言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
by ビスマルク
この金言を、私はこのように解釈しています。
自分一人の経験をベースにノウハウを蓄積しても、時間が全然足りないぞ。
歴史を学んで、人生にレバレッジをかけろ。
たとえば私の実体験で言えば、投資手法の決定やブログ運営戦略は、9割以上先人の知恵を参考にさせていただいています。。
このツイートもそうです。
コツコツインデックス投資が最強ですね。
個別銘柄で一回勝つことはできても、10年20年続けて市場平均に勝つのは至難の技です。
インデックス投資のデメリットは、面白さが一切ないところでしょうか。仮想通貨に慣れている人は、ポラリティの低さに辟易するかもしれませんww https://t.co/GvASrtFRag
— エルモ@複業&仮想通貨 (@newpapalife) January 21, 2018
これって別に、私が経験ベースで語っていることではありません。
市場の成長に委ねるインデックス投資が、個別銘柄を自分で選ぶアクティブ投資よりパフォーマンスが高いことを実体験で知るには、20年、30年の投資経験が必要です。
経験ベースで「インデックス投資が長い目でみたら一番稼げる」と語れるようになる頃には、私の人生が終わっちゃいますw
つまり、「賢者は歴史に学ぶ」とは、先人の知恵をテコのように用いて、自分の成長率を最大化させることなんですね。
自分の頭で考える前に、巨人の肩に乗ろう!

インベスターZの7巻では、このような話がありました。
「巨人の肩に乗れば、遠くまで見えるぞ」と。
この描写をお借りさせていただいた理由は、
はじめから自分の頭で考えるのは、地上から遠くを見ようとする愚行で、
先人の智慧を借りたあとに自分の頭で考えるのは、巨人の肩に乗って遠くを見渡す賢明な行為
だから。
インデックス投資が一番良いという結論は、自分の頭で考えているだけでは到底得ることができません。だから、「自分の頭で考える」と同じくらい、いやそれ以上に「先人の智慧に学ぶこと」が大切なんですね。
何かの意思決定をする際に、1冊でも本を読んでいて、先人の知恵が頭にあるかないかで、ひねり出される自分の選択が変わるなんて恐ろしくありませんか??
【最後に】他人の智慧をお借りして、自分の頭で結論を出す

「自分の頭で考える」という時代のトレンドに、+αで先人の智慧を埋め込んだら、もっと早く遠くへ行けますよ!とお伝えしてきました。
ただここで注意したいのが、他人の意見を参考にしすぎるあまり、選択の結果を自分自身で受け入れられなくなることです。
とくに悪い結果が出た時はそうなりがちだったりします。
あくまで先人の智慧をお借りして、人生にレバレッジをかけた後の結果は、すべて自己責任ですからね。
「自分の頭で考える」と「先人の智慧をお借りする」はこのように役割分担してみてはいかがでしょうか?
ー「自分の頭で考える」とは、自分の行動に一貫性や自信を持たせるための手段。
ー「他人の智慧をお借りする」とは、より早く遠くへ行くための手段。
この2つをうまく使い分けて、成長を最大化できるといいかなと思います。自戒も込めて。
自分一人の経験をベースにノウハウを蓄積しても、時間は全然足りない。
歴史に学んで、人生にレバレッジをかけろ。
この記事を読んで、誰かの学習意欲を高めることができれば幸いです。
本日も最後までありがとうございました。
ちなみにこの1冊を読めば、莫大な時間を投下して経験を得なくても、インデックス投資でベストパフォーマンスを出せると分かります。投資をしている人は、絶対に読んだほうがいい一冊です