【人生100年時代の働き方】会社員ポジションを活かして、100年時代を乗り越えよう

どうも、会社員2.0提唱中のエルモ(@newpapalife)です。

今日は、人生100年時代の働き方・生き方について。具体的には、「世界と比べて特殊な日本社会で人生100年時代を生き抜く方法」について詳しく書いていきます。

 

人生100年時代を世に広めた「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」という本は、あくまでイギリスまたはグローバルをベースに語っています。遅かれ早かれ日本もグローバル化するとはいえ、他の先進国とは違った労働環境にある以上、「日本人が日本社会で」100年時代を豊かに生きる戦略は不可欠です。

 

 

ちなみに、今日の記事を書くきっかけは、ケビン松永(@Canary_Kun)さんが、Reinventというコミュニティで「#人生100年時代の働き方」を募集されていたからです。

twitterで検索してみると、僕以外の人たちの「人生100年時代の働き方」がたくさん出てくるので、ぜひそちらも読んでみてください。(むしろ、僕の100倍良いことが書かれています・・・笑)

ライフ・シフト「人生100年時代」のおさらい

まずは、人生100年時代のおさらいを簡単にしていきます。

こちらが、これまでの人生モデル。変化のスパンが遅く、寿命が今ほど長くなかった時代は、「1つのスキルで一生食える」ことが大前提でした。

3ステージ制のライフスタイル

3ステージ制のライフスタイル

 

しかし、人生の長寿化と変化スピードの加速が相まって、このモデルが崩壊を迎えようとしています。下の図でいう、赤矢印の期間を1つのスキルだけで生き延びることは事実上不可能になってきてしまっているわけです

長寿化により、3ステージ制が崩壊へ

長寿化により、3ステージ制が崩壊へ

 

そこでライフシフトの著者リンダ・グラットンさんが掲げた思想が「人生のマルチステージ化」です。

一生涯分の稼ぎ方を一度に学ぶのではなく、

「学ぶ⇒働く」を人生で何度も繰り返して、人生100年時代を生き延びよう!というのが彼女の考え方。

これはもう、遅かれ早かれ絶対に起きる現象です。しかしながら、一度定職を離れると戻る場所を見つけにくい今の日本で、この考え方をそのまま実践することは可能なのでしょうか?

そのあたりを含めて、次の「#日本版人生100年時代の働き方」について考えていきます。

人生100年時代のポイント
・人類は長寿化している。
・長寿化により、これまでの学習⇒稼ぐ⇒老後という3ステージ性のライフスタイルが崩壊
・人生はマルチステージ化により、「学習⇒稼ぐ」が頻繁に繰り返されるライフスタイルへ
 

#日本版人生100年時代の働き方 マルチステージ化を活かす3つの方法

人生100年時代の本質は、マルチステージ化です。このマルチステージ化を、いかに日本で活かすのかという視点で、これから3つのポイントをお伝えしていきます。

ポイントは、日本の雇用は硬直化しており、流動的ではないこと。でも、裏を返せば正社員のポジションは活かせば強い点です。

突出した才能やスキルを持っていない私みたいな平凡な人は、具体的には、この3つを実践していくのが最も合理的だと思っています。

  • 会社員の給料をベーシックインカム化
  • 「学習⇒稼ぐ」を複数路線、走らせる
  • 共感・アートジャンルの稼ぎを持つ

フリーランスにならず、まずは会社の給料をベーシックインカム化する

副業やフリーランスが人気になっている今だからこそ、まずは本業の収入を大事にしよう!とお伝えしたいです。

理由は2つありまして、①組織仕事でしか得られない経験を自分に蓄積し価値を高める、②安定的な収入を生み出せることです。

 

フリーランスの仕事って、基本は自分の実力以上の仕事は舞い込んでこないはず(フリーランスになったことがないので想像です)。

しかし、会社に属していれば、会社の看板を使うことで、自分の実力以上の案件を扱うことが可能です。

下駄を履いた状態で仕事に取り組めれば、一人では得られないキャリア経験を最速で効率よく積むことができます。

マルチステージ化のリスクヘッジは、同時にチャレンジを複数走らせること

人生のマルチステージ化では学習期間が必要になります。ここで、本業収入のベーシックインカム化が活きてきます。

本業が大きい収入源として存在していれば、いくつもの学習を同時に走らせることができます。マネタイズを過剰に気にする必要はなくなるので、短期利益の追及からも解放されます。

 

そして、自分が持っている価値が市場で評価されるのかを知る1番手っ取り早い方法も、手当たり次第にチャレンジをすることだと思っています。学習や趣味の延長でマネタイズを狙ってみて、もしダメだったら次に進む。これの繰り返しで、自分にとって本当に高めるべきスキルと言うものを見定めてみるのが現代的な学習⇒マネタイズのアプローチではないでしょうか。

実際にブログ、プログラミング、情報発信で稼がれている学さんのこちらのツイートが真理だと思います。

「リスクヘッジを踏まえいくつかの副業を走らせてみる事で、の本業を作り出す」。意識することが人生100年時代を生き抜く2つ目のポイントだと思います。

これからの人生100年時代は、左脳的な労働ではお金が稼げなくなる

ハイ・コンセプトより

ハイ・コンセプトより

3つ目のポイントは、左脳的な頭脳仕事ではなく、右脳を使った共感を呼ぶ分野に取り組むこと。

これは、ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代でダニエルピンクさんが提唱している概念であります.

 

二人に一人が農業に従事していた時代から、工業の時代、コンピューターによる情報の時代へと進み、21世紀は共感の時代へと進もうとしています。クリエイターや他人と共感できる人、物事に意義を見つけられる人に価値が見出される時代です。

 

ロジカルの追求は、コンピューターが最も得意とすることであり、答えが1つしかありません。つまり、人間が主軸となって戦う場所ではないわけです。一方で、共感や意義を見つけると言う事は人間にしかできません。ここが、次にお金があつまる場所です。

実際に今ユーチューバーにお金が集まっている理由も、ロジックではなく、この人なんか好きだなという共感が重視されているからだと思います。

文章や絵を書いて、自分のエモーショナルな部分をさらけ出していくことも、人生100年時代を生き抜く1つのポイントです。

(自分は右脳的な仕事が苦手なので、ここが一番の課題です・・・汗)

【最後に】人生100年時代は、人類史上、努力が最も実りやすい最高な環境だ!

ここまで、人生100年時代を生き抜く3つのポイントについてお伝えしてきました。そのポイントがこちら。

人生100年時代を生き抜くポイント

  • 会社員の給料をベーシックインカム化
  • 「学習⇒稼ぐ」を複数路線、走らせる
  • 共感・アートジャンルの稼ぎを持つ

 

最後に、ライフシフトで書かれている、僕がすごく好きな一節を紹介して、この記事を締めさせていただきます。

人生が長くなるほど、アイデンティティーは人生の出発点で与えられたものではなく主体的に築き得るものになっていく。

他の人たちと一緒に行こうを経験するケースもあるだろうが、歳が近い人たちの選択に従うと言うやり方は大抵通用しない。周りのみんなと同じ行動とるだけで、うまくいく時代は終わったのだ。過去の世代には必要なかったことだが、私たちは、自分がどのような人間か、自分の人生をどのように組み立てたいか、自分のアイデンティティーと価値観を人生にどのように反映させるかを一人一人考えなくてはならない。

人生100年時代の本質は、「テクノロジーと長寿化の恩恵で、努力をすれば自分チャンスを得た」ということではないでしょうか?

 

人生100年時代という言葉が世に出てきて、みんな危機を煽られている気がしてなりません。1つの仕事では食っていけないというネガティブな視点ももちろんあります。しかし、主体的に人生を歩めば歩むほど、チャンスを得る機会も増え、人類史上最も個人の挑戦が報われる時代という視点で、これからを生きて行きましょう!!

 

本日は最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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