金融バブルと情報ツール(メディア)の意外な関係について考えてみた

どうも、Dual Careerブロガーのエルモ(@newpapalife)です。

本日は、高城剛の新刊「分断した世界 逆転するグローバリズムの行方」に出てくる、「金融バブルとメディアの面白い関係」をとりあげたいと思います。

 

金融バブルとその崩壊は、5年起きくらいに起きています。直近だと、10年前のリーマンショックや5,6年前のチャイナショックがそれに当たります。

 

僕個人の意見としてバブルは、行き過ぎた量的緩和(お金の刷り過ぎ)や市民の過度な期待で起こるものだと考えています。

 

しかし著者の高城さんは、「金融バブルは新しいメディア登場と情報の拡散によって引き起こされる」と説いています。

この考え方がメチャクチャ面白いので、ちょっとシェアさせていただきます。

世界恐慌レベルの金融ショックは、新しいメディアが生まれた10年後に起きている

高城さんの仮説はこうです。

新しい情報メディアが登場⇒これまで投資に縁がなかった人のマネーが市場に流入⇒バブルが形成⇒金融バブル崩壊

 

たとえば、ラジオ登場から1929年の世界恐々に繋がる一連の流れはこうです。

アメリカ大統領選挙の開票速報ではじまったラジオの「ニュース」によって、遠く離れた場所で起きたトピックが、新聞よりはるかに早くリアルタイムで手に取るようにわかるようになった。それは、大衆の中でも、ある特定の層に熱狂的に好まれた。

投資家である。 投資家は、誰よりも早く情報を手に入れようとラジオと巨大アンテナを自宅に設置し、行ったことも見たこともない土地にある企業に次々と投資した結果、株式市場は日に日に熱くなった。また、このラジオというメディアの登場とともに投資を開始した者も多くいた。こうして、狂騒の20年代は、高揚する。 1929年、世界恐慌が訪れるまで。

近代史の金融バブルは、ラジオ、テレビ、コンピュータ、インターネット登場のタイミングで形成され、市場の成熟と新規参入者の停滞のタイミングでショックが起きるようになっているんですね。

 

まさに今年目にした仮想通貨バブルの崩壊は、その一端を垣間見たような形になります。

 

近代の金融バブルとメディアの関係を考えてみる

ここで、新しいメディア登場とその後に起きるバブル崩壊のタイミングをまとめてみます。

ラジオ登場(1920年)⇒米国バブル⇒世界恐慌(1929年)

ケーブルテレビ登場(1980年)⇒レーガノミクス⇒ブラックマンデー(1987年)

コンピュータ登場(1990年代)⇒ネットバブル⇒ドットコムバブル崩壊(2001年)

インターネット登場(1999年)⇒米国不動産バブル⇒リーマンショック・サブプライム危機(2007年)

たしかに、新しい情報処理・拡散ツールの登場とともにバブルが起き、その後崩壊を迎えているように感じます。

 

 

話は逸れますが、1987年のブラックマンデーの時のダウ平均株価はたったの2700ドルだったんですね・・・。(笑)

今では2万ドルを大きく超えているダウ平均、米国市場の成長率の高さに驚かされます。。

スマホ登場後のバブル崩壊を私たちはまだ目にしていない

ここで考えたいのが、iPhoneが登場したことによるバブル形成とその崩壊をまだ迎えていないという点です。

 

高城さんの仮説を言い換えると、情報量とバブルの大きさは比例すると言えます。

 

実はインターネットの普及で、世に出回る情報量ってこんなに増えてるんですよね。10年で軽く60倍です。

インパクト投資への投資機会/ブラックロック・インパクト株式ファンド:楽天証券より転載

 

時間軸を伸ばしてみると、私たちの世界の情報量はとんでもない事態になっていると分かります。

スケールが大きすぎますが、紀元前から2020年を時間軸に情報量を比較するとこうなるそうです。

 

2000年を起点にコンピュータ、インターネットの普及で爆発的に情報量が増えていますよね。

リーマンショックが起きた2007年なんて、2020年から見るとたいした情報量の上積みじゃないように思えます。

 

ここで考えたいのが、誰も持つようになったスマホ由来のバブルは何なのかということです。

 

ハッキリ言って、現在の世界株、債券、不動産、仮想通貨等々、すべてがバブリーな状態だと思います。

情報拡散ツールの登場から約10年後に金融危機が起きるという仮説が正しいなら、そろそろスマホトリガーのバブル崩壊を迎えそうです。

Phone・スマホ登場(2007年)⇒世界の株高全面高??仮想通貨バブル??⇒何ショック??

 

何が引き金になるかは分かりませんが、好景気に湧いている今だからこそ、突然ブラック・スワンはやってくると頭の片隅においておくといいかもしれません。

 

個人投資家として、金融危機が起きた時にやれることなんてほとんどありませんが、

危機を想定し、過剰にパニックにならないこと

だけは、努めたいと私自身思いますね。

【最後に】金融危機の歴史を振り返ると、未来に備えられる

高城さんの「金融バブルは新しいメディア登場と情報の拡散によって引き起こされる」という仮説のもと、過去のメディアの登場と、金融危機について紹介してきました。

 

「新しいメディアの登場とバブルは一切関係ないだろ〜」と思った方も案外多いのではないかと思います。(笑)

バブル形成はいろいろな要素が複雑にからみあって出来るものですし、一概にこれが原因だ!なんて誰にも分かりませんから。

 

でも同時に、昨年から続いた仮想通貨ブームが、スマホのおかげで起きたことも事実だと思います。圧倒的に使いやすいアプリで、これまで投資に縁のなかった若者を巻き込み、資金流入が起きたわけです。

だから、新しいメディアと金融バブルが連動しているのは、あながち間違いではないと私は感じています。

 

最後に、今回過去のバブル崩壊を振り返ってみることで、あらためて今の株高もどこかで一旦終焉を迎えるという当たり前の事実に気付かされました。

いずれ崩壊はきます。

その時には、あたふたせずに淡々と人的資本でお金を稼ぐこと、再び上がることを見越し、これまた淡々と積み立て投資を続けること。

このあたりを念頭に置きながら、長い目で投資と関わっていけたらと思います。

本日も最後までありがとうございました。

 

最後のほうでちらっと出てきた「人的資本」って何?と思われた方は、ぜひこちらの記事をお読みください。僕と同じ世代の20代、30代がどうお金を稼いでいくかについて、戦略を立ててみました。

【20代30代向け】お金持ちになるための稼ぎ方と金融資産の使い方,投資戦略まで徹底解説!

2017.10.18

 

長い目でみた投資については、積み立てNISAをオススメしています。こちらの記事もどうぞ。

投資初心者がロボアドバイザーより積立NISAを優先すべき3つの理由!

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