どうも、Dual Careerブロガーのエルモ(@newpapalife)です。
今日は、仮想通貨バブルに対する私見をお話していきます。
「1年間でビットコインが20万円から200万円に上昇した」と聞けば、大半の人は「ビットコインの価値が上がっている….!」と感じるのではないでしょうか??
でも、すべてのものは相対評価です。視点を変えれば、「日本円の価値がビットコインの比較して大きく下がった」と表現することもできるんですね。
だから、仮想通貨バブルの本質はお金のインフレだと思っています。
仮想通貨の価値が上昇してるってより、既存のお金(法定通貨)の価値が相対的にどんどん下がってるってほうが表現として合ってんだろな。
— Katsuaki Sato (佐藤航陽) (@ka2aki86) December 8, 2017
「仮想通貨はバブル」と言えばその通りなんだけど「円が暴落している」とリフレーズするとバブルの捉え方も変わってくる。言葉遊びだけど「円バブル崩壊中」とも言えるんだよね。そもそも発行制限のない法定通貨の価値が保たれていることを本来は不思議に思うべきなのかもしれない。
— つかさ (@tsukasa_hiraga) January 3, 2018
(リンク失礼します)
「仮想通貨の登場で、相対的に日本円が暴落している」とすれば、仮想通貨バブルに対する見方も大きく変わります。
一般的に仮想通貨投資はリスクの高い金融商品と思われがち。でも少し発想を変えて、これまで続いてきた日本円バブルの崩壊が始まったと捉えると、仮想通貨を保有することはリスクではリスクヘッジになるんですよ。
今日は、仮想通貨バブルの本質はお金のインフレであり、仮想通貨を保有することはもはやリスクではなくなりつつあるんだよ・・・!という、仮想通貨ホルダーによるポジショントーク全開の話をしていこうと思います。
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そもそもインフレってなんだっけ??

そもそもインフレとはなんでしょうか?Wikipediaにはこのように書かれています。
インフレーション(英語: inflation)とは、経済学においてモノやサービスの全体の価格レベル、すなわち物価が、ある期間において持続的に上昇する経済現象である
物価がある期間において上昇する経済現象とのこと。モノの価値があがるってことですね。
裏を返せば、お金の価値が毀損されているってことです。インフレの本質は、お金の価値が下がることなんですね。
ハイパーインフレを考えれば分かりやすいですね。モノの値段が数百倍になるような世界では、お金の価値が一気に落ちます。ハイパーインフレ下では、お金を持っておくよりモノを持っておいたほうが安全(モノの価格は状況によって変動する)なので、お店から商品がなくなるんです。
ちょうど今ベネズエラがハイパーインフレに突入しています。
【ベネズエラ インフレ2616%】ベネズエラの国会は、2017年の消費者物価上昇率が2616%に達したと発表。12月は85%だった。ひっ迫する財政を受けて通貨を過剰に供給したため、インフレに歯止めがかからず。 https://t.co/S6R2ahX18r
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 9, 2018
今ベネズエラではスーパーなどの略奪がまた激しくなっている。今日見せてもらったベネズエラの地方都市のスーパーの掠奪後の様子がすごく印象的だった。ゴミと一緒に床に紙幣が散らばっている写真。20ボリバル紙幣だった。お金以外のスーパーにあるもの全て盗まれてる。これぞインフレ。
— Kanako Noda (@nodako) January 11, 2018
ハイパーインフレになると、お店から商品はなくなり、紙切れと化した紙幣は、そのへんに転がるようになるんですね。
ハイパーインフレは極端な例ですが、「インフレってなんだっけ?」を考える上で、すごく参考になったと思います。それでは本題に入ります。
現代社会において、お金の価値が薄まる3つの理由
現代社会において、お金(ここでは法定通貨)の価値は間違いなく下落傾向です。複数の要因が絡み相乗効果が働き、一気にお金の価値が無くなってきているんです。
お金を刷りすぎて、希少性がなくなりつつある
「異次元の金融緩和政策」ってニュースで聞いたことありますよね??
日本だけではなく、リーマンショック以降、各国の中央銀行がお金を刷りに刷り続けています。
市場に流通するお金が増えれば増えるほど、お金の価値は下がります。先ほども言ったように、すべてのものは相対的。だから、お金以外のモノ・コトの価値が上がり、インフレしやすい状況になっているんですね。
異次元の金融緩和は、仮想通貨と関係なしにインフレ要因です。お金を刷りすぎで希少性が失われ、お金の価値が既存されているのがここ最近のトレンドと言えます。
(その割に、わたしたち庶民の財布にお金が増えないのは面白いところですね・・・笑)
仮想通貨という代替手段が生まれると、相対的にお金の価値は下がるしかない

そして、ここで仮想通貨の登場です。
仮想通貨は、「特定の国や機関に依存することなく、お金の信用を維持すること」を前提に作られています。米ドルや日本円など、国の信用を担保にお金の価値を維持する法定通貨と真逆の思想で作られたお金なんですね。
ここでお伝えしたいことは、「仮想通貨と法定通貨のどちらが優れた通貨か?」ということではありません。
これまで1つの選択肢しかなかった場所に、新しい選択肢が登場したら、前者の価値は下がらざるを得ないってことです。
携帯電話会社がDocomoしか存在しない世界で、AUが登場したとします。ドコモのユーザー数はどんなに頑張っても現状維持、普通に考えたら一部ユーザーはAUに流れるでしょう。
仮想通貨というこれまでのお金のあり方に反旗を翻す通貨が登場したことで、私たちユーザーはどのお金を持つか(法定通貨と仮想通貨)選べるようになったんです。すると相対的に法定通貨の価値が下がるのは明らかですよね。
これから仮想通貨建ての決済サービスが生まれ、法定通貨が介在しない経済がまわり始めると、お金の価値はより毀損されていきます。
法定通貨の価値が下落し続けるのは間違いなく長期的なトレンドですし、ポイントは「どのタイミングでその流れに拍車がかかるか?」だけだと思いますね。
テクノロジーの発達で、お金を伴わない経済が回り始めている

最後に少し近未来の話ですが、今の私たちの社会はお金を必要としない社会に確実に近づきつつあります。
そういう社会では、モノがそもそもゼロ円なので、お金がいりません。だからお金の価値がなくなるんです。
「限界費用ゼロ社会」ってやつです。
いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。
その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の〈インテリジェント・インフラ〉を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。代わりに台頭してくるのが、共有型(シェアリング・)経済(エコノミー)だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。
「昔は高くて買えなかったものが、手ごろな値段で買えるようなった」って感じることはありますよね?? あの感覚は正しくて、行き着く先は無料なんです。
既に100均に行けばほとんどのモノが手に入りますよね。限界費用ゼロ社会に到達させないようあがいているのが今の経済だと思います。無駄に高いブランド物とかがその典型ですかね。
逆にこれから台頭してくるのがシェアリングエコノミーだと本書では書かれています。
AirbnbやUberはその先駆的存在です。
メルカリを例にすると、個人間で余ったモノとお金を引き換えるのがシェアリングエコノミーの現状です。ただこれから、価値と価値、モノやコトを直接交換しあうサービスも出てくると思います。
そこにはもはやお金が介在しないので、自然とお金の価値が毀損されていくはずです。この場合は、法定通貨だけではなく、仮想通貨自身も存在意義を問われてくると私は考えています。
「テクノロジーの発達でモノの価格がゼロに近づき、お金そのものが不要になりつつある」、これがお金の価値が毀損される3つめの理由でした。
【最後に】仮想通貨投資はインフレに対するリスクヘッジ
ここからは、仮想通貨を保有している私のポジショントークです(笑)
日本の不動産バブルというものを経験したことがなかったので、上がり続ける不動産と株を購入する当時の人たちの感覚が最近まで理解できませんでした。
でも今ならハッキリと分かります。
バブルの本質がインフレなら、その波に乗っからずにいると実質的に損してしまうんです。
そうか、バブルの本質はインフレなのか。
バブル相場に乗っからずに現金だけを保有していると実質的に資産が目減りしてしまう。だからバブル商品と分かっていても、資産の一部をインフレヘッジでホールドする必要があるんですね。
もしかしたら仮想通貨バブルの本番はこれからなのかも。 https://t.co/PfSCNcluIc
— エルモ@複業&仮想通貨 (@newpapalife) December 19, 2017
当時の日本バブルは、タバコ屋のおじちゃんから洗濯屋のおばちゃんまでこぞって株を買っていたと聞きます。
自分1人だけが1万円を貯金し続けている間に、まわりの友人が1万円で株を買って2万円、3万円に増やしていたら、きっと物価も上がって1万円で買えたものが買えなくなるんですよ。すなわち、まわりの人たちの資産が増えると、自分が相対的に貧乏になるんですね。
だから、1990年当時の不動産バブルでは、「お金を増やしたくて投資をしていたというよりも、お金を守るために株や不動産を買っていた」という見方のほうが正しいのではないでしょうか?
そろそろ締めにはいります。私が最後にお伝えしたいことは、予想がつきますでしょうか?
もはや仮想通貨投資はリスクではなく、リスクヘッジの様相を帯びてきたってことです。
これから同じことが仮想通貨投資でも起こるかもしれません。というか、現実に起こり始めています。今仮想通貨界隈では、100万円を1000万、1億に増やした人が続出しています。
「限られた人達だけが資産を増やした」という状況から、「みんながみんな資産を増やしつつある」状況に一変すれば、あなたの銀行口座の貯金額は実質的に目減りしていることになります。
あ、これは別に煽っているわけではなく、インフレ全般に言える本質的な話です。
現金を現金のまま眠らせておくのって、リスクゼロではないんですよ。たとえば日銀は2パーセントのインフレ目標を掲げているので、今年の100万円は来年になると98万円くらいしか価値がないんです。
だから、仮想通貨投資に限った話ではなく、お金を時代の物価に合わせたモノ(不動産や株)で保有しておくことってすごく大切なんです。
人によりますが、「現金3:株6:仮想通貨1」のように、割合を決めてポジションを持つのがオススメです
株式市場も法定通貨をベースにした市場なので、仮想通貨で金融の根本が覆されることを踏まえると、仮想通貨を保有しておくのはリスクヘッジだと思います。
ここまで仮想通貨ホルダーによるポジショントークでした(笑)
バブルの本質が通貨のインフレであること、テクノロジーの発達や法定通貨のバラマキでお金の価値が今下がり続けていることは覚えておいて損はありません。
もし今日の記事を読んでいただき、仮想通貨投資に興味を持たれた方は、下記のまとめ記事を読まれてみてください。記事を厳選しているので、きっと何らかのお役に立てると思います。
最後までありがとうございました!
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