【書評】出口治明さんの新刊「本物の思考力」。直観力を磨くには、勉強するしかない!

どうも新米パパ(@newpapalife)です。

教養のある人は誰?と聞かれたら、
真っ先にライフネット生命会長の出口さんの名前が頭に浮かびます。

そして、わたしは出口さんを個人的にメチャクチャ応援しています。

 

なぜなら、将来を担う若者と子どものために力を尽くしてくださっているから。

子育て世代の生命保険料を半分にして、安心して赤ちゃんを産める世の中を作っていきたい

という信念のもと、10年前に保険会社を起業された方です。

子育て世代やその子どもたちを応援してくれる人がいたら、どうにかして恩返ししたいものですよね。

 

今日は出口さんの新刊「本物の思考力」について紹介させていただきます。
このエントリで、1人でも多くのひとが彼の書籍について知っていただけたらと思います。

ちなみに、この本を読んだ私の感想は、

直感力を磨こう!
そのために勉強しよう!
です。(笑)

本物の思考力とは???

本物の思考力とは本質を見極める力

実は、出口さんは本書で思考力の定義をしていません笑
それでもぼくは、本書を通して思考力を本質を見極める力と解釈しました。

 
本質を見極める力(リテラシー)があれば、
正しい物事の判断が出来るようになります。

 

ぼくたちが生きる世の中は、民主主義社会です。
その社会では、国や議会のトップが、世の中の行先を決めます。
しかし、議員や大統領を選ぶのは、あくまで我々市民です。

 

民主主義が成り立つためには、
これからの社会のあり方を含め、市民が建設的な議論をしなければなりません。

人々が有意義な議論を進める上で、個人の知見が不足していると、
為政者が好き勝手を始めたり、権力者の嘘に騙される可能性があると出口さんは言います。

 

トランプ大統領誕生やBrexitも、市民が考えることを怠った結果だったのかもしれません。

だから出口さんは、社会が間違った方向に進まないために、
誰もが思考力を身につけるべきだと訴えているのです。

思考力は学ぶことで身につく

思考力は学ぶことで身につくと、出口さんは力説します。
そして、本質を見極めるために必要なもの。
それは、以下の2つです。

  • 「数字・ファクト・ロジック」で考えること
  • 「タテ(時間軸)とヨコ(空間軸)」で考えること

自分の主張の正しさを証明するために、「数字・ファクト・ロジック」で裏付けすること。
自己の考えにどこか納得できない理由は、「腹落ち」するまで考えていないからです。
そして、「腹落ち」するまで考え抜くためには、数字・ファクトを用いて考え、ロジックで事実を繋げる必要があります。

 

また、自分の経験だけで物事を判断するのではなく、
過去の歴史に学び、自分と異なる世界を見渡すタテヨコ思考で主張(自分の立ち位置)を明確化すること。

 

これら2つの思考法を使い、思索にふけることで本質を見極める力をつけることができます。

 

この書籍では、身近な出来事が取り上げられているので、非常にわかりやすい内容になっています。

彼が他書でも口を酸っぱくするほど言い続ける、
「数字・ファクト・ロジック」、「タテ(時間軸)とヨコ(空間軸)」思考を用いて、
出口さんご本人の主張と捉え方を知ることができます。

以下、印象に残ったところを2つあげてみます。

直感が間違うのはインプットが足りない証拠

直感が間違うのはインプットが足りない証拠

これは目からウロコの言葉でした。

直感とは??

直感というと、
ぽっと頭に浮かんできたもののイメージがありますよね。

 

実際、wikipediaには以下のように書かれています。

直感(ちょっかん、Intuition)とは、知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式である。

        Wikipediaより引用

ぼくには、将棋棋士の羽生さんが、自著「直感力」で語っていた直感の定義が一番しっくりきています。

羽生さんにとって直感とは、あれこれ考えてきた思考が蓄積して、昇華されたものだそうです。

溜まりに溜まった論理的思考のおかげで、一瞬にして結論がでること

これが直感です。
つまり、直感とロジカルは地続きなのです。

論理と直感は対極なものと見られがちですが、
日々の論理的思考の積み重ねが良質な直感を生み出すことに繋がります。

直感が外れるとは、論理的思考の蓄積が足りなかったor誤りがあったということだったんです。

それを出口さんは、直感が外れるのはインプット(勉強)が足りないと表現されています。

直感力を鍛えるには、インプット(勉強)するしかない

直感が外れるとは、
これまでの論理の蓄積の不足or誤りがあると述べました。

 

文中で出口さんは、直感を脳の総合判断だといいます。うまいこと表現しますね笑

 

コンピュータは人間の脳の代替を目的としているので、
機能は基本同じなんですね。
その機能が、知見の蓄積です。

 

コンピュータに知見の蓄積を任せ過ぎると、
人としてバカになり、直感力も落ちるとぼくは考えています。

 

瞬時に適切な判断をするためには、知見を蓄積し、直感力を上げるしかありません。
そして、直感力を磨くために、論理的思考を繰り返す、つまり勉強するしかありません。

 

この一冊の本を通した出口さんの主張は一貫しており、、
それは勉強し続けろだと感じました。

人生とは喜怒哀楽の総量である

「失敗は成功のもと」と、よく言いますよね。
経験上、その感覚はよく理解しているつもりです。

 

しかし、失敗がなぜ成功を導くのか論理的に説明できますか?

成功をプラス、失敗をマイナスと普通は捉えますよね?
出口さんも同じように失敗をマイナスと認めています。
失敗がマイナスであるにもかかわらず、失敗が成功を生む理由を、ある記号を用いてロジカルに証明されています。

 

それが、絶対値です。

喜怒哀楽を絶対値で捉える

出口さんは、例え話を用いてこのように言っています。

恋人が出来た場合、その喜びは100ポイントのプラスになったとします。でも、不幸にして振られてしまった場合、今度はマイナス100ポイントに相当しそうです。つまり、プラスマイナスゼロ。
恋人がいたという、事実は振られてしまった途端、価値がなくなってしまうのです。

しかし、その経験を絶対値で捉えると、恋人ができたのも、振られたのも100ポイント。
合計すると、経験値が200ポイント上がったのです。

マイナスだと思われがちな経験も、「経験した」ことに違いはありません。経験しなかった人よりも、確実に知識が増え、物事を判断するときの材料になるでしょう。
失敗も成功も、全ての経験から人は学び、賢くなることができるのです。

この文章を読んだとき、後ろから頭をガツン!と殴られたような感覚に陥りました。笑

 

自分でも、失敗を糧にする感覚はなんとなくわかっていたんです。
しかし、ここまで綺麗に言語化されていると、
失敗も悪いものではない、むしろ人生の糧になるものだ!
と自信を持って言えるようになりますね。

 

なんというか、物事の捉え方を変え、言語化するだけで、
頭の中でモヤモヤっとしていたものがスムーズに理解できるようになることがありますよね。まさにぼくにとって、今回がその時でした。

 

人生の喜怒哀楽を絶対値で捉えること

これからの人生で気持ちが沈んだときに、思い出したい概念です。

【さいごに】学ぶことで、自分の人生を生きる

出口さんは、書籍の後半で以下のように述べています。

専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため、たったそれだけのことです。そのために勉強するのです。

自分の意見に確固たる信念をもつことが、勉強する目的なんです。

 

僕が思うに、
他人に左右されずに自分の人生を全うすることが幸せになるための秘訣です。

 

出口さんが提唱する、「タテ(時間軸)ヨコ(空間軸)思考」とは、
言ってしまえば、他人を知るということです。
そして、他人を知るとは、相対的に自分を深く知ることに繋がります。

 

そして、「数字・ファクト・ロジック」で考えるとは、
自分の論理的思考を蓄積し、直感力を磨くことです。

 

つまり、出口さんが提唱する2つの思考法は、自分の人生を生きるために必須だと思っています。

 

最後に、ぼくが大好きなスティーブ・ジョブズの言葉を紹介させてください

And most important, have the courage to follow your heart and intuition.(自分の直感を信じる勇気を持ちなさい。

直感とは論理的思考が蓄積して、ある時点で昇華したものです。

 

直感を信じる勇気をもつために、ぼくたちは学ぶ必要があるのだと、
本書を通じて深く感じました。

 

教養を深め、自分の人生を生きるために、出口さんの本を是非読まれてみて下さい。
この本に限らず、出口さんの書籍すべておすすめします。

 

 

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